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黒湯温泉〜八甲田

今回の東北旅行では温泉の自炊宿と言うものに初めて泊まった。一泊3〜4千円で個室+共同自炊場がある。もちろん温泉は入り放題。風情のある建物が多く長期滞在にはうってつけかも。それにしてもこのエリアは素晴らしい温泉がたくさんある。泊まっていた黒湯や鶴の湯がある乳頭温泉郷や八幡平の温泉群、さらに八甲田山周辺には蔦温泉や酸ヶ湯温泉など、ここは日本一の温泉銀座と言える。


三連泊した黒湯温泉の露天風呂(左)と自炊棟(右)。黒湯は乳頭温泉郷の最奥部にある。この他に内湯が二つある。キャンプでのやけどもすぐ治った。


(左)角館の武家屋敷「石黒家」。もったいぶって家に上がらせない屋敷が多い中、ここだけが唯一靴を脱いで見学できる。丁寧な説明までついて300円なので角館の武家屋敷ではここが一番おすすめだ。
(右)八郎潟の長大な排水路。 この水路沿いに走っているダート道をぶっ飛ばす。むちゃむちゃ気持ち良し。


八幡平の大沼(左)と八甲田の蔦温泉(右) 蔦温泉もたいへんよろしい。それにしてもどの温泉も人だらけで、あまりくつろげる雰囲気ではない。短い夏休みを使い、長駆関東から車を飛ばし、混み混みのお湯に入りにくるお父さんのガッツに脱帽。

キリストの墓(左)
青森県の新郷村というところに「キリストの墓」というのがあるのを地図で見て、行ってみると、ちょっとした丘の上に十字架が二つ並んでいる。一つはキリストの墓で、もう一つはキリストの弟、「イスキリ」のもの。なんだこれは??と思って墓碑を読んで大笑いしてしまった。
それによると、キリストは二十歳台の10年程行方がわからなかった時期があるのだが、実はそのとき彼は来日していたと言うのだ。この約10年で彼は日本で色々と勉強し、その後イスラエルへ帰って神の国・日本の素晴らしさを説きキリスト教を興した。しかしその後迫害を受け、32才で磔刑にされるのだが、実はキリストの身代わりとなって十字架にかけられたのは弟のイスキリであり、当のキリストは弟子数人とシベリア経由で再び日本へやってきた。そしてその後は「十来太郎(とらいたろう)」と名を改め、日本全国を行脚して民衆のために尽くし106才で天寿を全うした、という。墓の隣りに小さな資料館があり、入ってみるとさらに詳しい説明が・・・・
明治か大正かに学者某がこの村に伝わる古文書を発見、その中に書いてある古代文字を解読したところキリストの遺言書である事が分ったという。以上の事はその遺言書に書かれていた内容らしい。どうもこのおっさんが怪しそうだと思ってなお資料館を見てまわると、こやつは他にも近くでピラミッド(写真右)を発見したり、わけのわからない足跡を残している。やっぱりこやつの作りばなしの線が強いそうだ。この話は数年前にBBCも特集で取り上げたそうだ。
あとこの地には「ナニャドヤラー踊り」と言うのが伝わっていて、単になにゃどやらー、なにゃどやらーと連呼して踊るだけ(ビデオを観た)なんだが、その語源が不明で、ある言語学者によるとこれは古代ヘブライ語らしく、これもキリスト来日説をバックアップしているんだな。またキリストには子孫もあり、その末裔がこのキリスト神社を
守っているらしい。ほんと東北人は楽しい事を考えてくれますわ。
そう言えば東北は他にも遠野の民話や恐山のイタコ、義経北行伝説(これなんかご丁寧に平泉の義経寺から北海道に上陸するまでの足跡をたどれるよう、実際にコース案内板がある)など謎めいた場所が多く、まだまだ神が身近にある地域のようだ。


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