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6月21日 アイルランド Cork / Shieila's Tourist Hostel (8Pt)

町のつけもの屋
またやってしまったぜえ。
バイクのサイドにつけている振り分けバッグのストラップのバックルを閉め忘れて走ってたら、だらりとなったストラップが後輪に巻き込まれ、バッグから引きちぎられた。
そんでその際にバッグの底面と側面の間の継ぎ目が裂け穴が開いた。横幅の3分の1程が破れてしまい致命傷とまではいかないがかなりの重傷。ほっといたらいずれは使えなくなるだろう。
この振分けバッグは使い勝手といい要領といいとっても気に入ってたのでがっかりだ。布テープでぐるぐる巻きにするも所詮応急処置に過ぎない。どこか修理できる店はないものか?走っているうちに底が抜けて、気がつけば中身を落っことしてたでは洒落になんないしねえ。
ここしばらくは大した失敗もなく順調に走ってたんだけど、これを契機にまたトラブルの連打を浴びてしまうのか!?

それはともかく今日は午前中はキルケニーの町を見学、といっても町の中心にあるでかい城を見ただけなんだけどね。ビデオ、ガイド付きの城内見学は約一時間で3.5Pt。ビクトリア調の城内も素晴らしかったし、ガイドもわかりやすい発音でしゃべってくれてけっこうしっかり聞けた。ツアーガイドの説明って俺しきのトラベル英会話ではなかなか消化しきれないからね。それともだんだん耳が慣れてきたのかな。

今日泊まっているホステルもなかなかいい。これが特に素晴らしい、というのではないんだけど、何かこう、居心地がいいんだな。スタッフの対応がいい、というのが大きいね。あとは部屋以外にくつろげるスペースがいっぱいあるのもいい。ここにはレセプション前の喫茶スペース、談話室、テレビルーム、ダイニングルームが用意されていて、バックパッカ-たちはそれぞれお気に入りの場所でしゃべったり本を読んだりしてるよ。

ただここは部屋にロッカーがないのが難点。特に今日は同室のやつが切羽つまってそうなのでなおさらだ。
この部屋は8人部屋なんだけど、うち連れらしい二人組が部屋の隅で話しているのが耳に入ってくる

男A 「今日どうやって飯を食うんだ?」
男B 「・・・・」
男A 「おい、俺の質問に答えろ!」
男B 「金がないのに食えないだろ」
男A 「明日どこに泊まるんだ?」
男B 「道ばたかどこかになるかもな・・・」
男A (声高に)「くそっ。ファッキン仕事が見つかんねえよ!」

うーん。これだけで怪しむのは申し訳ないんだけど、旅人としてはこれで判断するしかない。俺はパソコンやその他の絶対失ってはいけないものを階下の共同カバン置き場に移動した。その後自炊する時、やつらの分も作ってやろうかとも思ったんだけど、なかなか声を掛けにくい雰囲気だったんでやめといた。明日仕事が見つかるといいんだけどね。



6月22日 アイルランド Baltimore  /  Rolf's Holiday Hostel (8Pt)

ルート600沿いで見つけた13世紀の教会
イングランド軍にこてんぱんに破壊された
コーク市内で振分けバッグの修理をしてくれる所を探したがなかった。でも靴だけは直した。靴も一ヶ月前から紐を通すところが壊れてしまっていたのだ。

午後二時半ごろようやくコークを発ちさらに西へ向かう。主にルート600という切りのいい道を通ってBaltimoreまで。ここはほぼアイルランド南端である。本当の最南端のクレア島に今日中に渡りたかったんだけど、夕方7時のフェリーに乗り込もうとしたら、バイクは乗せられないことが判明。だから明日荷物を宿に置いてもう一度来ることにした。

今日のホステルもこれまたいい。
ここはちょっとした丘の上にあり見晴らしがいい。あとホステル内のレストランが、なかなかいい感じ。今日は自炊だが明日食ってやろう。部屋やキッチンも広くてきれい。床が絨毯なのもうれしい(廊下も絨毯引きなので、今廊下に座り込んでこれを書いている。真夜中なので、通りすぎる奴が何事かと振り返りよる。ははっ)。
あとはやっぱり人間だな。
チェックインの手続きをするだけでスタッフのフレンドリー度がだいたいわかる。
今日なんかはチェックイン用紙に名前を書いているときに、
「へー、アキヒトっていうのね。わたしはキャロライン。よろしくねっ」
なんて話し掛けてきたから、それだけで印象がずっと良くなるというもんだ。
メシを食った後、レストランでコーヒーを飲んでる時も、俺の旅の事や日本の事についていろいろと聞いてくる。それも「How long〜」や「Where have you been〜」からはじまるお決まりの質問ではなく、かなり突っ込んで。旅人を扱うこの仕事を心から楽しんでやってるという感じ。
インターネットも二ヶ月前に導入。最新式の公衆電話みたいなブースにパソコンが入っていた。



6月23日 アイルランド Baltimore  /  Rolf's Holiday Hostel (8Pt)

ケープクレア島のなんもない田舎道
雰囲気が福江島(五島列島)に似てた
ケープ・クレア島への日帰り旅行。Baltimoreからフェリーが一日2便でている(往復£9)。クレア島は確か人口が200人とかガイドブックに書いてあったような。あと日常的にゲール語を使っているとも。それが聞きたくっていったようなもんなのだが、結局聞けなかった。いや聞いてるかもしれないがわからなかった。
港とかで地元民らしい人が立ち話しているのを見つけると、そそっとにじりよって聞き耳を立ててみたんだけど、多分英語だったような・・・というのも英語もかなり訛っててなにを話してるのか全然わからん。

日帰り、それも午後3時について午後6時のフェリーで帰るんだから忙しい。とりあえず島を一周しようと歩きだしたんだけど、30分歩いた時、道を間違えてることに気づいた。これで往復1時間のロスになり、残り2時間でできるだけたくさん見ようとしたのでけっこうきついアップダウンを速歩きで通したが息があがった。もう年だ情けない。

ケルト時代の遺跡とか教会痕とかいろいろあったけど、一番印象に残ったのは、港のすぐそばに記念碑がある、なんとかという聖人だ(いい加減ですんません。パンフレットを捨ててしまったので・・・)。多分5世紀だと思う(またいい加減)、この島で生まれ育った彼は、ある日ロ−マに素晴らしい宗教があるという噂を聞き、単身ローマへ乗り込んでキリスト教を学び、この島へ持ち帰った。それはアイルランドにキリスト教をもたらした聖パトリックよりも時期的に早かったらしい。いやはやたいしたもんだ。島の人もこれがいちばん自慢なんじゃないかな。なんせ記念碑がフェリーポートからちょっと歩いた真正面の、一番目立つところにあるんだから。

夕方宿へ戻ってメシ。この宿はレストランもやってるので、どんなのを作るのか食ってみた。スパゲティアラビア-タをスタータに、そしてメインはアイリッシュラム肉のりんごソース焼き(こんな名前じゃなかったけどそんな感じの料理だった)に温野菜のシンプルなサラダ、ご飯がつく。デザートは桃のタルトとコーヒー。、ワイン半ボトル含めて£24。旨かった。イギリスとかアイルランドってあんまり料理が美味しくないっていう人が多いけど、全然そんなことないと思うな。




6月24日 アイルランド Killarney キャンプ場(£5) 

かえってわかりにくいって?
アイルランドを旅しててやたらと目立つもの。
街中では監視カメラと銅像。田舎を走ってると動物の轢死体(なぜかカラスが多い。なで?)とB&B、そして町とかホテルの案内板。

B&Bはこれでもかというぐらいいっぱいある。たとえそれが全然観光地じゃないようなど田舎でもだ。なんでこんなに沢山あるのか、まだ一回しか泊まってないからよくわからんが、今度泊まった時聞いてみるか。でも兼業でやってる宿が多そう。
 案内板も一本の柱にめったやたらとついている。面白いのは、個人でやってる小規模なB&Bの案内板まで立派についている。これは国か観光協会で統一してるんだろう。だからアイルランドを走っててまず道に迷うことはないと思うよ。

アイルランド観光の目玉の一つ、Killarneyまでやってきた。




6月25日 アイルランド Killarney キャンプ場(£5)

Ring of Kerryの海岸線
Ring of Kerry (ケリー周遊道路)を一周してきた。
一周約180km。Killarneyのキャンプ場から出発して、国道72、70、71号と走り継いで(内回りの場合)もとの場所へ戻る一日ツーリングだ。コースには美しい湖あり、絶景の海岸道路あり、荒涼とした岩山のワインディングあり、のどかな牧草地あり、鬱蒼たる森林のトンネルあり、童話に出てくるようなかわいらしい小さな町も通過する。アイルランドの魅力をすべてコースに陳列したような理想的な観光道路だ。
 アイルランドに旅行に来る人はここを一周することを強力にお勧めする。たとえツーリングではなくとも、レンタカーを借りたり、自転車を借りたり、または間寛平よろしく自力で走っても必ず損はしないはず。そしてライダーは・・・わざわざアイルランドにバイクを持ち込んで良かったと、きっと思う事でしょう。
ここでもマン島TTのような公道レースをやったらいいのにと思うが事故がTTの比にならんぐらい続出しそう。なんせアイルランドの道路状況がね・・・

アイルランドでもう一つ強力にお勧めしたいもの、それはフィッシュバーガー。
しつこい食べ物が多い中で、これは日常食にできる。
Fish&Chipsもいいんだけど、しつこい上にものすごい量だから、全部食ったら気持ちが悪くなる。その点フィッシュバーガーは量も値段も手ごろで(£1.5〜2ぐらいか)比較的あっさりしている。そして旨い。具の魚は注文してから揚げてくれるのでホカホカだ。時々大きな骨が入ってたりするがこれも手作りの証拠だろう。魚は多分Cod(タラ)を使ってると思うよ。



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