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5月21日 スイス  Grindelwald / Youth Hostel Grindelwald (26Sfr)

グリンデルワルドの散歩道
きょう発つ予定だったんだけど、あんまり天気がいいのでもう一泊してしまった。今日は歩く日だ。村周辺といくつかのウォーキングコースを歩きまわった。眼前には壁のようなアルプスの山々がすばらしい。この連峰の中にユングフラウもあるはずなのだがどれかわからない。

今泊まっているユースは設備も新しくて快適。部屋はバーコード読み取りカード式で鍵つきロッカーも大きい。昨日は土曜だったので地元スイス人客もたくさんいたが、今日は日本人と韓国人が全部で10人ほど、あと数人のアメリカ人とオーストラリア人がいるぐらいだ。



5月22日
 スイス Basel / Youth Hostel Basel (29Sfr)

首都ベルンの中心地
Grindelwaldから国道6号を北へ向かう。途中首都ベルンに立ち寄る。世界文化遺産に指定されている旧市街の街並みが美しい。連邦議会、時計塔、熊公園などをさっと見学して立ち去る。本当は一泊ぐらいして歩きたいところだがスイスにばかり時間をとっていられないので、未練を残しながらもさらに北へ進んだ。Biel、Delemontを通過して夕方にはバーゼルBaselへ着いた。

バーゼルはスイス、フランス、ドイツ国境にある町で、鉄道各線のターミナルともなっており、ユースホステルにもさまざまな国からのバックパッカ-が集まっている。ただし今日一番目立っているグループは、地元スイスの小学生の団体で、俺の8人部屋にも5人のガキンチョが入っていてやかましいこと。俺の身なりやら持ち物を見てあれやこれやと質問してくる。小学生でもそこそこちゃんとした英語をしゃべるところが小憎たらしいが、この小旅行で友達と一緒に宿泊できることが楽しくて仕方ない様子だ。俺も小学校の修学旅行は結構鮮明に覚えてるから、やつらも大きくなったらあの時変なアジア人と一緒の部屋だったななどと思い起こすのだろうか。






5月23日 ドイツ Bolzstirasse / ゲルマンライダー・アンドレアス君宅


ユースをチェックアウトの際、レイトチャージを取られた。たった10分遅れただけでだよ。「そんなルールがあるんなら最初から言っとけっちゅーの」と抗議したが「最初に渡した紙に書いてあるはずだ」との答え。見てみると「チェックアウトタイム10:00を過ぎた場合は超過料10フラン頂きます」と確かに書いてある。しかしこれだけ厳格に適用する事はなかろうに。と考えるのはアジア的ノープロブレムマイペンライの発想かも知れないな。いろいろ悪態をつきながらもパスポートを押えられていればいかんともし難く仕方なく10フラン支払ったぜ、けったくそ悪いけど。そもそも10:00チェックアウトというのが早すぎるっちゅうに。昼までにゆっくり荷造りさせてくれ、たのむから。

ドイツ「黒い森」エリアのダート道で
午前中をバーゼル観光に充てたが、朝の腹立ちがまだ収まらず落ち着いて見て回れない。おまけに手持ちのスイスフランがもうほとんどなかったので有料の博物館、美術館などには入れない。ただぶらぶら歩き回っているうちに道に迷い、荷物を預けているユースに戻れなくなってしまった。さんざんな午前だったですわ。

散々さまよった挙句ようやく午後になってユースにたどり着く事ができ、出発したのは一時過ぎだ。すすむ方角は北、10分も走ればドイツとの国境が見えた。イミグレの事務所はあるがいつもの如くフリーパスでドイツ入国。
 国境からシュツットガルトまでのローカルロードは、きれいな田園風景と森林が続く絶好のドライブコースだ。さすがアウトバーンの国だけあって下の道もきれいに整備されておりとても走りやすい。走りやす過ぎて強烈な睡魔に襲われ、バス停のベンチでしばらく寝込んだけどね。

今日はスペインで出会って友達になったドイツ人ライダー、アンドレアス君の家に泊めてもらおうと思って公衆電話に入ったがあいにくカード式の電話ばかりで電話できない。コイン式の電話とテレホンカードが買えそうな店を探しながら走っているうちにとうとう彼の家から20kmほど南の都市シュツットガルトに着いてしまった。テレホンカードを買えそうな店を訊ねるため、ハーレ−からちょうど降りたばかりのおじいさんに声を掛けたら、「あんまり度数は残ってないけど・・・」といいながら使いさしのカードをくれた。お礼を言って電話ボックスに飛び込み、彼と話すことが出来たが、ほんの30秒ほどでカードが終わり電話が切れた。おじいさんの言った事は本当だった。しかしおじいさんの気持ちがすごく嬉しかったので、電話の後、隣のバーでビールをおごってやり、少しの間バイクの話なんかをして盛り上がった。

その後コイン式の電話ボックスを見つけてなんとか待ち合わせ場所を決めた。彼の家の近くのマクドナルドだ。着いたらもう一度電話するということにしたが、そのマクドナルドの電話が壊れていて、今度は店でハンバーガーを食っていたあんちゃんの携帯電話を借りるはめになってしまった・・・結局ちゃんと遭えたけどね。



5月24日 ドイツ Bolzstirasse / ゲルマンライダー・アンドレアス君宅

フランスとは大違いの楽しい宴会
それはそうとドイツ観光の目玉の一つである「メルヘン街道」「ファンタスティック街道」「ロマンティック街道」などの呼び名をドイツ人自身に聞いてもあまり知らない。アンドレアスと彼女のイボンヌに尋ねても「What??」と首を傾げるばかりだ。これらは日本人ツアラー専用の用語なのかと思ってロンリープラネットを開いてみたら同じく書いてある(ただメルヘン街道は"Fairy-tale Road"となっていたが)。まあドイツ語で別の呼称があるのかもしれない。

今日は彼の家とシュツットガルトの間をバイクでぶらぶらしただけだったが、途中で馬鹿でかいベンツの中古車ディーラーがあった。中に入ってみると98年〜99年の新古車を中心にズラリと並んでいる。聞くと500台以上展示してあり、ここがドイツ一の中古車ディーラーだそうだ。ベンツの本社もここシュツットガルトにありさすがはお膝元だ。値段も、高いのもあるが安いのは30,000マルクぐらいからあり、当然の事だが日本で買うよりはかなり安い。敷地内にあるピットにはいかにもドイツ職人風の、オーバーオールにハンマーを携えたおっちゃんがいた。

夜はアンドレアスの友達宅の庭でドイツ式バーベキュー。ジャーマンソーセージとビール、ワインそしてちょっと変わったなんとかチッチーという名前のユーゴスラビアのソーセージ。三々五々仲間が集まってきて最後には8人ほどの賑やかな宴会となった。ほとんどが英語を話してくれるのでこっちも十分楽しめる。彼ら同士でドイツ語を話していた時でも、あとで「今こうこうこういう事をしゃべっていたんだ」と説明してくれる。ゲストをもてなしているという心遣いが感じられてとても温かさを感じたね。フランスで何人かのフランス人とメシを食ったときとは大違いだわ。それにしても隣同士の国でどうしてこんなにも気質が違うのだろう。


5月25日 ドイツ Bolzstirasse / ゲルマンライダー・アンドレアス君宅

子供はどこでもバイク好き
今日は遠出せずにのんびり過ごす。午後から近所の「コロンボ」というパブへ行き、ビールを飲みながら柄にもなく「万葉秀歌集」を読みふける。外国でこういう超日本的なものを読むのもなかなかいいよ。日本で読むより感じ方が倍増する感じだ。

日本的といえば、この町にはクサツ・ガーデンという日本庭園がある。Bietigheim-Bissingen市と草津市が友好都市なのだろう。ただクサツ/ガーデンはかなり小さい庭で、かつなぜか立ち入り禁止になっているのでほとんど地元民には親しまれてないようだ。

昨日おとといとご馳走になったので、今日はこちらがお返しししようと、晩飯にカレーを作ってやった。たまねぎ、にんじん、にんにく、マッシュルーム、豚肉を炒めて茹でて、とっておきの「こくまろカレー」で仕上げだ。ちょっと水分が多すぎたがまあそこそこの出来だろう。サラダはブロッコリー、巨大赤ピーマン、大根風変な野菜をビネガードレッシングで和えたやつ。アンドレアスも彼女もうまいうまいと言っておかわりもしてたぞ。

食後はみんなでプレイステーション大会だ。おれはプレステをすることはほとんどないが、こうやってみんなで遊ぶと結構楽しいもんだ。レース物を中心に約2時間たのしんだ。プレステ2はさらに画面、音楽等進化してるというから、俺も帰ったら購入を考えてみようかな?


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