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4月26日 スペイン Caceres  / Hotel Residencia Metropol(4,500Pts)

Trujilloの町並み
 ウイルスも去りようやく心置きなく旅行できる。ポルトガルへ入るために西へ向かった。途中Trujillo(トゥルヒーリョ。つるじろうではない)という典型的な古い城下町を通過した。バイクでぐるりと町をうろついただけだったが、先斗町も顔負けの狭い石畳の路地が張り巡らされさながら迷路のようだ。静かな町で、バイクの音が建物にはねかえってうるさく感じられ、なるべくとろとろと走ったのだが迷惑じゃなかったかな?観光案内所にもなにも寄らなかったので、由来等なにもわからなかったが、観光客もいたので案外名の通った観光地なのかもしれない。

300キロちょい走ってCaceresという中ぐらいの町で宿泊。泊まったホテルが焼いている特大クロワッサンがうまかった。




4月27日 ポルトガル Lisboa / Residencia do Sul (5,000 Esc)

そこら中で花が咲く
Caceresからさらに西へ。国道521号はまっすぐ西へ延びていて、北海道の道を走っているような感じだ。すごく走りやすい。ロードバイクでぶっ飛ばせはもっと気持ちいいだろう。100キロちょっと走ってポルトガルへの国境を越えた。ここでも当然フリーパス。立派な入管事務所はあるのだが人気はあまりなく、職員の車が数台とまっているだけだ。ここも昔はたくさんの係官がいて一台一台入念にチェックしていたんだろうな。

ポルトガルに入る前後から、気候・植生ともスペインの地中海的なものとはだいぶ違ってくることが実感できる。山には木が生え、牧草地には花々が咲き乱れ、そして水田も見られるようになった。雨がよく降るのだろう。そういえば昨日も今日も雨に降られている。そして寒い。スペインではほとんど見られなかった、動物の車に轢かれた死骸もときどき見える。多分シカかキツネだろう。
 木が生えている山、そして水田を見てなぜかほっとするのであった。

少しだけ高速道路を使ってリスボンに入った。他の大都市と同様、ここでも宿探しに苦労したがなんとか5,000Esc(2,500円弱)で電話付の部屋を探しあてた。宿を探すのはいつも一苦労だ。なんとか安くて快適そうな、そして(線がつなげる)電話のついているところを探そうとするのだが、条件に合うところがなかなか見つからず、見つかっても満室だったりする。宿探しだけで2時間ぐらいかかってしまうこともざらで、チェックインした頃にはもうくたくたになってる。この時間をなんとか短縮できないものだろうか。

夜、ホテルのおばさんに教えてもらって行った、大衆食堂みたいなところで食ったチキンはなかなかうまかった。鶏の足2本、付き合せのライスとポテト、パン、豆腐とヨーグルトを足して二で割ったような不思議な食べ物、そして中ジョッキ2杯で1600エスクード(約800円)は西ヨーロッパでは破格だろう。あしたはここで魚を食ってやろう。



4月28日 ポルトガル Lisboa / Residencia do Sul (5,000 Esc)


坂の町ならではの路面電車
首都リスボンは港と坂の町だ。長崎と実によく似ている。人口も70万弱で長崎の40万人とどっこいどっこいだし、町中を走る路面電車や市内での道路の張り巡らせ方、路面の雰囲気などがほんとそっくりなんだな。レストランにでちゃんぽんを注文したら出てくるかもしれない。路面電車は市内のいたるところでとろとろと走っており、こんなとこも通ってるの?と思うぐらい細い一方通行の路地にも突然あらわれてびっくりさせられる。坂だらけの町ならではの交通手段だ。反対に少ないのがバイクで、これまでヨーロッパのどの都市よりも少ない。これだけの坂で、車はかなり渋滞するのでスクータとかが普及しそうなもんだが何か規制でもあるのだろうか?

昼は市内の観光地を一通り見てまわる。途中で休憩したカフェでカステラを売ってたので食ってみた。これが今の日本のカステラの原型か・・・ベリーグッドと店のおやじには愛想を振り撒いたが、実はカスカスで非常にまずい。でも確かにカステラの形をしてるし、カステラと書いてある。もしこれが一般的なポルトガルのカステラなら、ラーメンなどと同様に、カステラも日本で相当進化したと言える。

 夜11時頃からポルトガルのフォークソング、FADOを聴きにSeveraというレストランへ行く。生ギターとマイクを通さない肉声で、何人かのシンガーがかわりばんこに歌う。もう少し哀愁ただよっているものと想像していたのだが、結構力強く、かつ明るく歌い上げていた。何を歌っているのかは全くわからなかったが、古きよき時代を懐かしむような内容じゃないのかな?

なかなか充実した一日だったが、最後にまた生ぐそを踏んで滑って転びそうになったことを付け加えておかなければなるまい。



4月29日 ポルトガル Lisboa / Residencia do Sul (5,000 Esc)

ホテル前の通り、夕暮れ
終日雨天。今日リスボンを出て北へ向かう予定だったのだがこれではとても走れない。早々にあきらめてたまっていたWebページの更新をすることに。毎日書くのも結構しんどいね。普段は日記をつける習慣なんかないし、これは好きでやってるんだけど、なかば仕事と思わないと続きそうにないな。でも最近、知らない人から応援メールとかももらうようになってきたのでがんばって続けないとね。

近くのスーパーへ行ったら惣菜が売っていた。結構惣菜好きで、日本のスーパーでもよくメンチカツとかコロッケとかを買ってたので、同じようにコロッケっぽい揚げ物やサラダなど、いくつか買ってホテルで食ってみた。味?いままで食ったこともないぐらいまずかった。こんなおいしくない惣菜をつくるのは逆に難しいんじゃないかと変な感心をしてしまう程だ。東京とかでまずいラーメン屋にあたるとやたら腹立たしくなるが、ここの惣菜はそのレベルをはるかに超越している。ぜひみんなにも味わってほしいんだけどね。




4月30日
 ポルトガル Nazare / ?? (4,000Esc)

ナザレの海岸。うしろに市街が見える
ロカ岬。ご存知ユーラシアの最西端として知られている。日本でいえば宗谷岬みたいなものだ。たくさんの観光客が集まり土産物屋も軒を連ねる。別に行ったからといってどうということはないのだが、こういう「最○端」と言うのはなんとなく気になって、ついつい訪れてしまう。そして実際見れば決まって「なんや大した事ないやんけ」と思ってしまうのだが、この「先はどうなっているのか」という単純な好奇心が新大陸を発見させ、はては宇宙に人を送り込む原動力になってるんだろうな。すごいもんだ。

ロカ岬からナザレに行こうとするのだがなかなかたどりつけない。直線距離にすれば100キロ足らずなのだが、最短距離を走ったろうと思い、わざとメインロードを行かずGPSの方角だけを頼りに走ってみたところ、目指す方角はわかるのだが道がなくなったり途中で曲がったりして結局時間的に大幅ロスとなってしまった。GPSに頼りすぎることの悪い例である。悪いことに途中からまた雨が降り出し靴がぐちゃぐちゃになってしまった。

それでもようやくナザレに到着、宿を物色しながらとろとろ流してたら、井戸端会議をしてたおばちゃんが「ホテル、ホテル」声をかけてきた。ヨーロッパでは珍しいことなので話を聞き、おばちゃんについていくと、なかなかいい部屋だ。それでも4000Escは高いと思ったが値段交渉をするのも邪魔くさくって結局そこに落ち着いた。ここは看板も何もなくただ個人の家の部屋を貸してるだけなのだろう。

夜、近くの流行ってそうなレストランでナザレ魚介類のブイヤベースと言うのを食ってみた。ボリューム満点でなかなかいける。あとピーマンのサラダとパン3個、ビールを4杯、満足のいく夕食だった(3,800Esc)。「海の幸の盛り合わせ」と言うのも食ってみたかったがすでに腹がはちきれそうだったのであきらめだ。


→2000年5月のレポート