4月10〜15日へもどる
4月16日 スペイン San Jose・Tau キャンプ場(1700Pts)

一人たそがれるアンドレアス君
昨夜、そして今日も強烈な風が吹いている。アンドレアス君は今日は走らないと言うので、風景写真でも撮ろうと一人で出かけた。そして事故は起こった。

隣町のラスネグロスの海岸で、三脚を立ててセルフ写真を撮ろうとしたところ、やにわに強風が通り過ぎ、三脚ごとカメラが前に倒れた。鈍い音がしていやな予感。見るとやっぱり。カメラのカバー部分が割れている。地面は基本的には砂地だったのだが、運の悪い事にカメラが倒れたその下にたまたま大きな石があった・・・
俺のオリンパスC-900は、カバーを横にスライドすると自動的にスイッチがオンになる仕組みになっているのだが、そのカバーが壊れたのでカメラが開かない。

しかし剥き出しになってしまった本体側駆動部分のスイッチを手でひねると何とか写真は取れる。ただ、ここはバネになっており、写真を撮ろうと思うとそのバネをホールドし続けてないとカメラの電源が切れてしまう。そしてすごく小さいので一枚撮るのに一苦労だ。それにセルフタイマーは無理だし、人にも頼めない。修理に出そうにも部品がある可能性も小さく、たとえあっても一ヶ月とかそれ以上かかりそうだ。ここは新しいのを買うしかないだろう。こちらで買うかそれとも日本から送ってもらうか、アンドラまで戻って安いのを買うか・・・






4月17日 スペイン San Jose・Tau キャンプ場(1700Pts)


このあと下りるときバイクをたおした
いろいろ撮り方を試した結果、比較的うまく取れるフォームを編み出した。左手をカメラの下から回し、カメラの電源駆動スイッチを中指で押えかつひねる。ちょうどギターのコードを押えるような按配だ。そしてその左手を固定したまま、かつレンズにかぶらない様注意しながら、右手でズームの調整とシャッター。慣れるとだんだんスムーズになってきて、そのフォームもさながらプロカメラマンみたいだ。このスタイルでここしばらくをやり過ごすことになりそうだ。でも早く新しいのを買おう。

今日は風も弱いので再びオフロード探索。今日はかなり長いダートを発見した。今拠点にしているサンホセから程近いビーチから海岸沿いに出ている道だ。10kmほどあるかな。左は崖、下はかなりガレており、道幅もそう広くないので結構注意して走らないと怖い。アンドレアス君は舗装路では速いのにダートになると極端にのろのろ運転になる。大型オフロードバイクなので仕方ないとも思うが、それにしても遅すぎるのでほったらかしにしてどんどん前へ進んだ。しばらく行くとちょっとした踊り場があり、その先はさらに急坂狭路ガレガレ道だ。案の定アンドレ君はギブアップしたので踊り場で一服してからもとの道に引き返した。

俺たちのとなりにテントを張っているスペイン人カップルはすごく親切で、昨日は数種類のパン、そして今日はチーズとソーセージ、卵焼き(みたいなもの)、さらに例の大きい麻までくれた。これで今日のディナーはフルコースだ。にんにくとツナ缶をトマトソースにぶち込み、スパゲティをゆで、かつバゲットにチーズ、ソーセージをはさみサンドイッチ、そしてまたまた大量のサンミゲルビール。サラダには巨大ピーマンだ(こっちの赤いピーマンは巨大で、すごく甘い。それだけでいいサラダになるよ。ちなみにアンドレ君はピーマンという発音を気に入って、ぴーまんぴーまんと連呼している)。




4月18日 スペイン San Jose・Tau キャンプ場(1700Pts)

なかなかはかどるがなにせ腰が痛い
 今日キャンプ場を発とうと思っていたが、運良く延長コードを借りられたので、滞在ももう一日延長してたまっていたこのホームページのまとめ書きをすることに。ホテルの一室で寂しく書くよりオテントサマの下でビールでも飲みながら画面に向かう方が筆も走ると言うもんだ。アンドレ君もビーチに行くと言って出かけたので落ちついて執筆活動に打ち込める。

考えてみればこっちへ来て以来いろんなものを失くしたり壊したりしたもんだ。まだ一ヶ月も経ってないというのに。システム手帳を電話ボックスに置き忘れたのに始まって、失くしたものは水筒、体洗い用の麻のタオル、電源プラグのアダプター、壊れたものはライディングパンツのゴアテックス(エキパイの熱で溶けた)、地図ケース(強風で引っ張られて破れまくり)、グラウンドシート(熱い鍋を置いたら熔けた)、テントの底に穴、そしておとといのデジカメだ。今回自分以外で大切なものベスト3(バイク、パソコン、デジカメ)の一角が崩れ、後の二つもどうなるか予断を許さない形勢である。形あるもの全て壊れると言うが、少しペースが早いから。

 夜はコンソメ+中華味のスープにネギ、ニンニク、豚ミンチとスパゲティをぶち込んでみた。強烈にうまい。これは日本に帰っても使えるかも。アンドレ君の即席クッパはまずかった。やっぱりコメは日本のが一番だ。

4月19日 スペイン グラナダ・Hostal Granada Londa (2,800pts)

雪をいただくシエラネバダ
一週間以上にわたったキャンプ生活もひとまず終え、今日はグラナダへ向かう。アンドレアス君とも今日でお別れだ。ドイツでの再会を約束してNijarという小さい町で別れる。彼は北へ、俺は西へ。

スペイン南東海岸からグラナダへ行くには、シェラネバダ山脈の南麓を通らないといけない。ピレネーとはまた違った、なだらかな稜線を描いているシェラネバダ。ピレネーが男なら、シェラネバダは女だ。これを右手に見ながらドライブするが、ほとんど一日中カーブの連続で、最初は面白かったがだんだん疲れてきて、最後の方はほとんど10キロおきに休憩。荷物が重いのでバイクをあまり傾けられない。途中国道脇から出ているダートに入って山に登って見たがこわいのなんの!放牧の山羊が見守る中、ほとんど止まるようなスピードで山を降りた。

途中のSSで間違って有鉛ガソリンを入れてしまった、たぶん。その給油所には95,97,98と3種類のオクタン価が選べるようになっていて、普段俺は98オクタンを入れているんだが、たまたま俺の止まったアイランドに98のノズルがなく、97でもまあいいかと思っておっちゃんに97のマークを指差した(ちなみにスペインは日本と同じく給油所では作業員が入れてくれる。ただし込んでいる時は手が回らないので自分で入れたりするのだが・・・)。スーパーと書いてあったしホースも青色だったから問題ないかと思ってたのだが、給油を終えてサインポールを見ると97は赤で表示されているではないか!「赤は有鉛だからアカン」とアンドレアス君から指摘されていたのに。おっちゃんに聞いても全く通じないし、バイクのあんちゃんに聞いてもノープロブレムと言うが、やっぱり気になる。95と98には"sin plomo"と書いてあるのに97には何にも書いてないのも気になる。中東やアジアへ行った時はもっと怪しげなガソリンを入れることもあるだろうからそれほど気にする事もないのだろうが・・・

グラナダではホテル探しに四苦八苦。イースターとぶつかってホテルが全然取れない。市内に入ってから二時間以上駆けずり回ってようやく安ペンションをゲット。シャワーを浴びた後、町へ祭りの見物へでかけた。




4月20日 スペイン グラナダ・Hostal Granada Ronda (2,800pts)

しかたなく外から撮ったアルハンブラ宮殿
 アルハンブラ宮殿へ行ったが何故か入場券がソールド・アウト。なんで建物を見学するのに売り切れがあるんや!と窓口のお姉ちゃんに抗議してみたが、彼女の答えは、「もし中に入りたいなら明日の朝早く、そおねえ・・・8時半には来てないとダメよ。なんたってすごく混むんだから」。グラナダに来た理由は、半分はデジカメを物色するため、半分はアルハンブラ宮殿を見るためなのだが、デジカメの方はイースターでほとんどの店は休み。そしてアルハンブラ宮殿には入れず、なんのためにわざわざ遠回りしてグラナダへやってきたのかわからない。そしてさらに、心からグラナダに来なんだらよかったと後悔する事故が発生した。

 ひととおり町を見て回った後、インターネットカフェでページを更新しようと思い出向いた。カフェでの更新は二回目だ。前回は幸いアナログラインを貸してくれたのでいつも通り更新できた。ただ今回は3軒はしごしたがどのカフェも不可で、結局電源だけ貸してもらって更新ファイルとFTPソフトをフロッピーを介してカフェのPCにコピーし、そこから俺のサーバへアクセスして更新を図った。そしてその後、ホットメールを開いて文字化けのメールを保存し(こんな時の為に自分のメールアカウントからMSNホットメールへ転送処理をかけている)、ホスタルへ帰って自分のPCで見れば問題ない。

ホスタルに帰ってメールを見ようとFDドライブにセットし、電源を入れた。WINDOWSが開かない。おっとそうだ、先にフロッピーを入れればこちらが先に読まれてしまう。ときどきやる失敗だが、いつものようにフロッピーを出してもう一度電源オン、あれ?また開かない。というか、開く途中でダウンしてしまった。おかしいなと思いつつCドライブ自動スキャンを経てもう一度立ち上げた。今度はなんとか立ち上がったがやたら動きがおかしい。そして再度フロッピを入れた瞬間またダウン。

ここでもしやと思いウイルススキャンにかけてみたら、いた。「Bleahウイルスがメモリに常駐しています」との表示。さらに「このウイルスは駆除できません」ともある。さあえらいこっちゃ。おれは今までPCも自分自身もそんな変なウイルスに冒されたことがない。だから今回旅行にPCを持ってくる時も、ウイルス対策は全く何も考えてなかった。プリインストールされているMcAfeeというソフトが入っているのを確認して、これが入っているから大丈夫だろうとたかをくくっていたし、間抜けなことに、McAfeeで定期的にウイルスチェックするように設定することさえしていなかった。



→2000年4月21〜25日